Webishブログ

未経験から海外でweb開発を目標に、必死に勉強している人のブログ

翻訳のスキルとは

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よく勘違いされているのが、

 

 

「英語できるんだー! これ訳して!」

 

 

というのをよく聞きます。

 

聞く方は簡単でいいですよね。

アプリでもそうですが

「こういうアプリ作って!」「こういうシステム作って!」

 

このノリで、「これ訳して!」っていうのはザラにある話です。

 

翻訳もやっている身からすると、

かなり難しい注文をしてくるな・・・という印象です。

 

これからその理由を書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

翻訳というのは目に見えない商品

まず、もしあなたが砂漠の真ん中にいて

喉が渇いて死にそうな時、お水を買うためいくらまで出しますか?

 

その水の価値は、その土地での手に入りにくさ、そして、あなたがどれくらい喉が渇いているかに依ります。

 

もしかしたら、その150mlの水のペットボトルに対し、500円でも惜しまず出せる状況かもしれません。

 

これが物に対する対価であると同時に、「物」という目に見える存在、つまりあなたがそれだけ払っても満足できる商品なのです。

 

翻訳の話に戻ります。

翻訳もあなたが満足する「目に見えない商品」になります。

あなたが「これ訳して!」と言った物に対して、100円が払えないのなら、その程度の価値というものになります。

 

もし払えるよという人がいるとしても、物の売り買いには、「人件費」というものが存在していて、誰も原価だけで売り買いしている訳ではありません。

人の手が入っている以上、そこにお金が発生するため、その金額を払う必要があります。

 

これが所謂翻訳の値段というのは、それを訳すためにかけた訳者の努力に対する対価となります。

 

「物じゃないし」「できるなら、タダでやってよ」

 

こういう事を平気で言える人は、知的財産という概念がない事が多いです。

物にしか価値がないと考えてる事があります。

 

これがまさに翻訳という、目に見えない商品の正体になります。

 

 

翻訳スキルの対価(この記事のメイン)

ここがこの記事のメインになります。

 

さて、これまでは翻訳への対価の説明をしてきたのですが、ではその対価はいかほどの物か? どれほどの努力を翻訳家がしているのか、を伝える事ができれば、翻訳に対する価値も分かるかもと思い、書きます。

 

 

翻訳力=英語力なのか?

ここからは、翻訳というのは一旦、英語の翻訳者という事を指しますが、他の言語でも同じです。

これもよく勘違いされる事なのですが、英語力がある=翻訳力と思われている事が多いです。

一つハッキリ言うと、

 

 

そんな事、100%ありません。

 

 

英語力と翻訳力は全くの別物です。

もちろん、英語力ありきの翻訳力にはなりますが、英語ができるから翻訳もできるというのは誤解に繋がります。

では、翻訳力とは何なのか?

 

翻訳力というのは、人によっては違う事もあるかもしれませんが、僕の中では

 

「サーチ力」

 

だと思っています。

 

どう言う事かというと

翻訳というのは、

「翻訳する対象の事をよく知らなければうまく訳せない」ものです。

ある程度知っていたとしても、やはり調べなければ分からない事もあります。

むしろ、「知っている事」+「調べて」初めて、訳す対象の言わんとする事がハッキリしてきます。

 

ここで一つ、僕の経験になりますが例えを出してみようと思います。

 

その時、僕はあるゲームに関する掲示板の投稿の翻訳をしていました。

しかし、実はそのゲームをプレイした事がなく、ゲームのシステムや用語が全然分からなかった状態でした。

 

当然、翻訳はボロボロ。一つのことを翻訳するのに、調べるだけで30分以上かけたり、それこそ訳作りに相当時間をかけました。

 

それから二ヶ月後、試しにそのゲームを個人的にプレイし始めたら、なかなか面白くてハマっちゃいまして、かなりその二ヶ月間やりました。

 

するとどうでしょう、ゲームの内容も分かるし、使われてる用語や、曖昧な感じで書かれていることでも、自分で補完して訳すことができたのです。

すると、それが翻訳にも影響が出てきて、より分かりやすい表現であったり、間違いが減ることが多くなりました。

 

これがまさに翻訳力だと思います。

 

たとえ、僕より英語ができる人と並んで翻訳をしたとしても、僕はそのゲームの掲示板の記事を訳すことに関しては、引けを取らず、むしろより日本語に馴染んだ表現にできると思います。

 

これは、英語力とはまた違う能力なのです。

サーチして、よりその対象物に馴染めるか、そしてそれを訳に反映できるか。ここが翻訳家の腕の見せ所のような気がします。

 

 

実際に対価はどれほどのものか?

これは、僕がここで決める事ではないですし、人それぞれなので翻訳家と、翻訳を頼む側の話し合いが大事だと思っています。

 

ただ、少なくとも、そこには翻訳家の時間、労力、そしてサーチ力、これまでの努力の蓄積が乗った、とても高尚なものだと思うので、安くはないと思います。

と、同時に翻訳家もそれほどのものが肩にかかっているので、しっかりした依頼主の期待に沿った訳作りを心がける必要があるとも思います。

 

 

まとめ

今回は、少し真面目な記事になってしまいました。

しかし、大事な事だと思っていて、どうしても目に見えない物への評価が落ちて来ているという印象のため、僕なんかの発信力ではもしかしたら意味がないかもしれません。しかし、少しでも発信しなきゃということで今回

 

「翻訳に対する考え」

 

を書かせていただきました。

これは、翻訳だけに限らず、多くの目に見えない知的財産に関係する事だと思います。

 

ある意味、人との関係もそうなのかもしれません。

もちろん、エンジニアとしての技術も・・・。

 

難しいところもあるかもしれませんが、そういう意識を常に持って生きたいですね。