明日はTOEICという事で、TOEICネタを少しぶっ込みたいと思います。
そもそもなんなんだって人にざっくり説明してから、いろいろ考えを書いて行こうと思います。
TOEICとは
TOEIC(トーイック)とは、そもそもTest of English International Communicationの略語なんですが、世間一般ではビジネス英語のテストと言われています。
基本的にReadingとListeningの試験であり、SpeakingとWriting用の別の試験が用意されています。
10〜990点満点で、Readingで495点、Listningで495点となります。
得点率で言うと
~400 | (全体の)15% |
---|---|
400~500 | (全体の)18% |
500~600 | (全体の)20% |
600~700 | (全体の)18% |
700~800 | (全体の)15% |
800~900 | (全体の)10% |
900~990 | (全体の)3% |
このような割合になります。
TOEICの難易度は?
難易度といっても、全員が同じ試験を受けるので、点数ごとに難しい試験になると言う訳ではないのですが、希望点数を取る際の難易度は当然変わります。
上の表を見ても分かるように、700点以上になると上位20%にはいるようです。
文法
しかし、これは僕の主観的な意見なのですが、文法的な所で言えば、中学生でやる範囲の文法知識でも解ける難易度になってるような気がします。
もちろん、満点を取るなら高校生までの文法知識があれば十分ですが、700点を取るなら中学の知識でも取れると思います。
リーディング
これがなかなか大変なところなのがTOEICを難しいと思わせる所なのかもしれません。
というのも、ほとんどの人が時間が足りずに全部を解ききれないという難点があるためです。
克服するには、たくさん読むしかないというのもあるのですが、読まないといけない所を即座に察知する能力が大事で、そこを察知する能力というのは、解く事で養われます。
もちろん、察知した後にその該当部分を読み切らないといけないので、そこを読み切って理解するくらいのリーディング力は欲しいですね。
得点源は?
では、どこのパートをすれば得点が上がるのでしょう?
これは、多くの受験者(講師含む)が言っているのですが、リスニングパートがズバリ、得点源になりやすいと言う事です。
それは何故か?
TOEICのリスニングは結構単調で、ストレートな問題が多いからです。
(※あくまで多いというだけで、全ての問題と言う訳ではありません)
どう言う事かと言うと、リスニングで単語単語でしか聞き取れなかったとしても、選択肢から推測しやすいと言う点にあります。
スピーチの中や、会話の中に出てきた単語が、そのまんま選択肢にも存在し、それが正解になると言う事が多いのです。
そのため、それほどリスニングできない人でも想像以上の点数を取れてしまい、それが逆にちゃんとした英語の能力を測れない原因になっているのでは?という問題提起が行われているほどです。
ストレートな問題をしっかり抑えれば、割とリスニングは上がりやすいのです。
就職に有利なのか?
結局、気になる所は就職に役に立つのかと言う所ですね。(学生が受ける事が多いので)
結論から言うと、
役に立たない訳ではないけど、それが決定打にはならない
と言う感じですね。
面接官もTOEICがあるから採用しようとかっていうのは思わないですけど、
同じくらい採用したい人がいる時に、片方がTOEICを持ってたら、
「じゃ、こっちにしようかな」ってなるくらいですかね。
趣味としてのTOEIC
最後に、これはよく論争が起こるので、一言言って置きたかった事なのですが
趣味でTOEICを好き好んでやっている人がいます。そう言う人はTOEICという試験が好きで、そういったコミュニティが好きでやっている事が多いです。
なので、決して英語の能力がどうの、といった問題を投げかけるのは少し違う気がします。
もちろん、英語の能力を伸ばしたいという人はいると思いますし、TOEICがそれに適した試験かどうかというのは別の問題で
英語を伸ばしたいのに、TOEICばかりやっても意味がないというような事を、TOEICが好きで受けてる人に言う必要はありません。
僕個人の考えで言えば、TOEICはあくまで自分の勉強の指針として、たまに受けているので、勉強のペースメーカー的な存在です。
特別ガッツリTOEICの勉強をするつもりはありませんが、試験の前に少しして、それ以外で英語の勉強をする事で、実際の自分がどこまで伸びてるかを測るものとして使っています。
おそらく、このように考えて受けるのが、TOEICの使い方としては無難な所だとは思いますが
趣味でスポーツをする人もいるように、趣味でTOEICをやっている人もいるので、そこにあえて土足で踏みにじる事はしなくてもいいんじゃないかなというのが自分の考えです。
共感してもらえたら、僕も嬉しいですし、TOEIC好きの方々も嬉しいと思います。
では、明日は頑張りましょう!